
運送の現場でよく聞くKYTは、事故やけがにつながる「危ないところ」を前もって見つけ、対策を話し合う練習です。進め方の基本と、トラックの運転や荷役の場面でどう役立つかを紹介します。


COLUMN
年末に向けて荷物が増え、日の暮れも早くなるこの時期は、長い距離を走る日の疲れがたまりやすくなります。眠気や集中力の低下を防ぐために、運転の合間の休憩をどうとるかをまとめました。
11月に入ると、年末に向けて荷物が増え始め、日の暮れも早くなります。長い距離を走る日や、暗い時間帯の運転が増えるこの時期は、気づかないうちに疲れがたまりやすくなります。トラックの運転で事故を防ぐには、運転の技術だけでなく、休憩のとり方も大切です。この記事では、長時間運転と休憩のとり方について、ドライバー志望の方にも荷主の方にも知っておいてほしいことをまとめました。
同じ姿勢で座り続け、前の景色に集中していると、体も頭も少しずつ疲れていきます。疲れや眠気は、自分ではなかなか気づきにくいものです。
こうしたサインが出たときは、すでに集中力が下がっています。「もう少しで着くから」と無理をせず、早めに休むことが事故を防ぐ近道です。
疲れを感じてから休むのではなく、出発前に休憩の場所と時間を決めておくと、無理のない運行になります。
トラックドライバーの運転時間や休憩については、国の決まり(改善基準告示など)があります。細かな基準は見直されることがあるため、最新の情報は国土交通省や厚生労働省などの公式情報で確認してください。
休憩は、ただ車を止めるだけでなく、体と頭をリセットする時間です。
また、休憩の時間は車両のまわりを見る機会にもなります。タイヤや荷台、荷物の状態をひと目確かめておくと、次の区間を安心して走れます。
長時間運転の疲れは、当日の休憩だけでなく、前の日の過ごし方にも左右されます。しっかり眠ること、体調がすぐれないときは早めに伝えることが、安全な運行の出発点です。体の具合について不安があるときは、自分で判断せず、医師に相談してください。
到着時間に余裕のある依頼は、ドライバーが計画どおりに休憩をとる助けになります。年末など荷物が集中する時期は、早めにご相談いただけると、無理のない運行計画を立てやすくなります。
長時間運転では、疲れは気づいたときにはたまっているものと考え、休む時間をあらかじめ計画に入れておくことが大切です。ユウセイ商事では、出発前にアルコールチェックと血圧測定を行い、カメラとアルコール検知器を使った自動点呼(IT点呼)で、離れた場所からも点呼を受けてから運行に出ています。毎月の安全運転会議では、事故事例の共有やKYT(危険予知トレーニング)にも取り組んでいます。くわしくは安全への取り組みのページをご覧ください。
この記事は、ユウセイ商事株式会社が運送業に関する一般的な情報としてまとめたものです。